顔に酸をかけられたら、0.1秒でも早く処置を!

美容に詳しい女性なら顔に酸と言えば、洗顔を思い浮かべるだろう。顔を洗う時には弱酸性の洗顔フォームと決めている人も多いはずだ。実際に弱酸性が本当に良いのかは疑問が残るが、一般的にはそれが広く知られている。

昭和32年の1月13日、浅草国際劇場で公演中の加藤和枝さんが出番を待っていた時19歳の少女に、300cc程の塩酸を顔にかけられてしまったのだ。少女は、加藤和枝さんが余りにも美人だったので憎たらしくなり犯行に及んだそうだ。ご存知だと思うが、加藤和枝さんは美空ひばりの本名である。

彼女は緊急入院をしたが、舞台用の厚化粧がバリアになったからか奇跡的に回復している。因みに、塩酸をかけた19歳の女はマッドサイエンティストではなく、美空ひばりの熱狂的なファンだったそうだ。

日本では一般的に顔面に酸をぶっかける習慣は無いが、インドやパキスタン、イランやアフリカ等では、顔面に酸をかけられる事件が頻繁に起こっている。去年の8月には、タンザニア観光地ザンジバル諸島で、18歳のイギリス人女性2人がストーンタウンの通りを歩いていたところ、何者かによって顔面に酸をかけられた。

酸をかけられたイギリス人女性の1人、ニッキージーさんは、顔全体と身体に酸を浴び火傷を負ってしまったとニュース番組の取材で語っている。イスラム教徒の多いザンジバルでは、イギリス人女性が肌を露出度の高い服装だったから被害にあったのではないかと言われているが真相は定かではない。

インドやパキスタンは、男尊女卑の傾向がかなり強く、昔の日本のそれよりも酷い。こんなことをするのは極一部の人間だと思いたいが、男が女に見下されるような思いをさせられたら、その女の顔面に酸をぶっかけるのだ。例えそれが妻であってもだ。

このような酸をかける攻撃アシッド・アタックと呼ばれている。アシッド・アタックの酸は、美空ひばりがかけられた塩酸とは違い、自動車バッテリーに使用される希硫酸であることが多く、顔はトロトロに溶けてクチャクチャになってしまう。バッテリー液はPH1.0以下、これを顔面に浴びたら例え厚化粧をしていても顔はトロトロに溶けてクチャクチャになってしまい、一生後遺症が残ってしまう。

アシッドアタック

バッテリー液を数滴、要らなくなった衣服に垂らしてごらん。

「やってみた、水に濡れたのと変わらないお」

明日見てごらん。

—明日—

「うわー、穴があいちゃった」

これだから酸は恐ろしい。目玉は潰れ、鼻や口も原型を留めない状態になりお化けよりも恐ろしい姿となって、死ぬまで毎日激痛に襲われる。激痛と破壊された尊厳に耐えられず自殺してしまう女性も多いのだ。

「硫酸をぶっかけられたら、どうすればよいの?」

何も考えずに大量の流水を何時間も当て続けるしかない。洗い流したと思ってもかなりしつこく水を当て続けないと、やがて皮膚がクチャクチャになるだろう。注意して欲しいのは、濃い硫酸をかけられて中途半端な量の水をかけると地獄を味わうことになる事だ。硫酸が水と反応して熱を発するからだ。この反応が学校の化学の授業でも習った水和熱。水をかけなくても猛烈な激痛地獄なのだが、中途半端な量の水をかけると水和熱で痛み+熱とダブル地獄に襲われ、のたうち回ることになる。

いずれにしても、硫酸を顔面にぶっかけられてしまったら、0.1秒でも早く大量の水を当て続けるしかないんだよ。

「わかった」

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